国民的女優の泉ピン子の77年の人生経験を綴った新刊『終活や～めた。元祖バッシング女王の「ピンチを福に転じる」思考法』が3月5日に発売された。
泉は本書で、ピンチを跳ね除ける活動を「ピン活」と命名。子どもの頃から現在に至るまで、様々なピンチを乗り越えてきた経験を紹介している。
「ずっとピンチだった」と振り返る泉だが、「多様性の時代だからこそ、昭和の時代に『いい』とされていた価値観を受け継いでいくのも、私のようなばあさんに託された役目かもしれない」とコメント。
終活なんて言葉が流行ったとき、一瞬その真似事をして、手元にあったものをいくつか処分したこともあるという泉。しかし、私の身の回りにあるものは、ほとんどが思い出と結びついていて、あらためて、自分が手放すことには向いていない性格であることを再確認したという。
言葉だけだと重苦しい印象があるので、熱海での日常生活や愛用のブランド品なども紹介し、「年齢問わず、今がピンチだと感じる人に手に取っていただけたら嬉しい」とメッセージを寄せている。
