MMDLabo株式会社が60歳から79歳のシニア1万人を対象に実施した「2024年シニアのスマートフォンの利用に関する調査」の結果が発表された。この調査では、予備調査では60歳~79歳の男女10,000人、本調査ではスマートフォンを持つシニア1,200人を対象に2024年12月11日~12月13日の期間で実施された。

調査では、60歳~79歳の男女10,000人を対象に、モバイル端末の所有について聞いたところ、モバイル端末の所有率は95.9%となった。メインで利用しているモバイル端末の内訳は「iPhone」が28.8%、「Android」が64.8%となり、スマートフォンの所有は93.5%となった。
次に、60歳~79歳のスマートフォンを所有している8,966人のうち、通信契約しているスマートフォンを所有している8,921人を対象に、メインで利用しているスマートフォンで契約している通信サービスを聞いたところ、「docomo」が28.7%と最も多く、次いで「Y!mobile」が13.9%、「UQ mobile」が11.6%となった。

通信契約しているスマートフォンを所有している8,921人を対象に、スマートフォンの契約や普段の利用にあたって他者からのサポートを受けたか聞いたところ、「サポートを受けた」が51.4%となった。
次に、スマートフォンの契約や普段の利用にあたって他者からのサポートを受けたことがあるシニア世代を対象に、サポートを受けた場面を聞いたところ、「契約のみサポートを受けた」が59.3%となり、普段の利用でサポートを受けた経験割合は、「契約も普段の利用もサポートを受けた」が37.0%、「普段の利用のみサポートを受けた」が3.7%と合わせて40.7%となった。

予備調査から抽出したスマートフォンを持つシニア1,200人のうち、他者のサポートを受けた経験があり、月に数回利用している機能がある513人を対象に、他者のサポートを受けないと利用できない機能があるか聞いたところ、「ある」は26.1%となった。他者のサポートを受けないと利用できない機能があると回答した134人を対象に、サポートが必要なものを聞いたところ(複数回答可)、「ポイントを貯める」が48.9%と最も多く、次いで「メッセージアプリ」が30.1%、「写真や動画の撮影・閲覧」が22.9%となった。

続いて、サポートを受けずに1人でも利用できるようになりたいものを聞いたところ(複数回答可)、「ポイントを貯める」が25.4%と最も多く、次いで「メッセージアプリ」が16.3%、「SNSの利用」が9.3%となった。
