モバイル社会研究所が2025年1月にシニアのSNS利用に関する調査(有効回答数:1,300)を実施し、60代の9割、70代の7割、80代前半の約半数がSNSを利用していることが分かった。対象となったSNSはLINE、TikTok、Instagram、X、Facebookの5サービスだ。


サービス別の利用率を見ると、同年代の中でLINEとInstagramは女性、FacebookとXは男性の利用率が高い傾向にある。特に男性のLINE、女性のInstagramの利用率上昇が顕著だった。

地域別では、近畿・関東地方のSNS利用率が全国平均を上回っている。近畿はスマートフォン所有率も最も高く、これがSNS利用率の高さにつながっている可能性がある。


経年変化を見ると、LINEの利用率上昇が続いている。利用者数はInstagramがFacebookを2年連続で上回った。5年前の調査結果と比較すると、性別や年代を問わず、利用率だけでなく利用頻度も上昇している。