ZAZA株式会社が運営する料理体験プラットフォーム「airKitchen」で、定年退職後のシニア世代が新たな活躍の場を見つけている。
airKitchenは、旅行先で家庭料理を教えてくれる地元のホストと、世界の料理を現地で学びたい旅行者をオンラインで結ぶマッチングプラットフォームだ。2018年のサービス開始以来、日本国内をはじめ、イタリア、フランス、ベトナム、タイなど、世界各国で展開中。初心者でも楽しめるクラスからプロ向けの本格クラスまで、幅広い体験を提供している。自社調査の結果、ホストの約30%が60代以上であることがわかった。
同プラットフォームに登録するリタイア後のホストたちは、それぞれの経験や得意な分野を活かし、世界中の旅行者を自宅に迎えている。その活動は料理を教えることにとどまらず、「暮らし」「価値観」「おもてなし」を伝えることに重きを置いた温かな交流の場となっているという。

リタイア後のホストにとって、airKitchenの活動は「収入のための副業」ではなく、自宅でできる無理のない交流、人生経験を活かした「伝える喜び」、外国人との自然な国際交流といった心の充足感や社会とのつながりを得られる場として機能している。