パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」は、45歳から60歳を対象とした「ミドルシニアの転職実態レポート(2024年版)」を発表した。
調査結果によると、2024年のミドルシニア(45~60歳)の新規登録者数は2023年比で約118%と大幅に伸長した。また、転職決定者数は2023年比で約107%に増加し、2019年比では約2倍となった。

業種別の転職決定者数の伸び率トップは「人材サービス・アウトソーシング・コールセンター」で136.0%だった。特に「技術系アウトソーシング(特定技術者派遣)」での転職決定が増加した。


職種別では「販売・サービス職」が135.9%と最も高い伸び率を示した。「店長」「ホールスタッフ」「道路旅客・貨物運送」での採用が増加したほか、「食品・GMS・ディスカウントストア」の採用増加も目立った。

一方、「コンサルティング・専門事務所・監査法人・税理士法人・リサーチ」は前年比83.3%と減少した。DX関連サービスの提供フェーズの変化により、若手層の採用にも注力する企業が増加したことが背景にあるとみられる。