運転免許証の返納について、全国の男女686人を対象にした調査で、33.1%が将来的に返納を「考えている」と回答したことが明らかになった。

株式会社NEXERと合宿免許in静岡が共同で実施したこの調査では、事前調査で「運転免許証を取得した」と回答した全国の男女を対象にインターネット調査を行った。
返納を考えている理由としては「自分が歳を取った時には免許は返納しようと思います。将来的にもう運転はしないという選択をしたのに、免許の更新にお金をかけるのは無駄だと思うので」(30代・女性)、「最近高齢者の事故が増えてきているから。事故を起こしてからでは遅いから」(60代・男性)などの声が挙がった。
一方、返納を考えていない理由としては「田舎には車が必要で、気をつけて乗れば大丈夫だと思うから」(60代・男性)、「車を運転しなくなったとしても身分証明書に使いたいから」(60代・男性)などの意見があった。
返納のタイミングについては、64.8%が「運転が難しくなったと感じたら」と回答。「年齢で決める」と答えた人の中では、35.3%が「70~74歳」、23.5%が「75~79歳」と、約6割が70代を返納の目安としていることがわかった。


「運転が難しくなったと感じたら」返納する理由としては「難しいと感じた時点で、理由はどうあれ運転するべきではない」(50代・男性)、「同乗者や通行人を危険に巻き込む恐れがあるから」(70代・男性)などが挙げられた。
調査ではまた、16.3%が自身の親や祖父母などに免許証返納をすすめた経験があると回答。その際の反応は「今はまだ大丈夫」「車がないと不便」「身分証明書がなくなるから無理」など消極的な声が多かった一方、素直に返納した人や、タクシー利用を検討するケースもあったという。

「運転免許証返納に関するアンケート」調査概要
調査期間:2025年5月12日 ~ 5月21日
調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
調査対象:事前調査で「運転免許証を取得した」と回答した全国の男女
有効回答数:686サンプル
調査方法:インターネット調査
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある。
合宿免許in静岡(https://gashukumenkyo.jp/seminar/)
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