ヒューマンホールディングス株式会社が「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」(回答数 男性:500名/女性:500名)を発表した。調査では、20年後の60歳のときに『なっていたい自分』のイメージに近い有名人として、1位に明石家さんま、2位に山口智子、同率3位にヒロミ、大地真央、浜田雅功が選ばれた。
キャリアについて、40歳男性の65.4%が「今後のキャリアの方向性がわからない」と回答した。内訳は「方向性がわからない」が19.5%、「どちらかといえば方向性がわからない」が45.9%となっている。

「何歳まで働きたいと思いますか」という質問には24.3%が「61歳~65歳」と回答し、最多の結果となった。一般的に定年後の再雇用や継続雇用が始まる年齢であり、定年後も働く意向の人が多いようだ。

また、「動けるうちはずっと」(23.6%)と回答した人もほぼ同数であり、身体的に問題がなければ、働き続けたいと考える人が多数派のようだ。さらに、「老後の生活資金」に対する質問では、75.0%が不安を感じているという結果だった。「非常に不安を感じている」(34.7%)と「どちらかといえば不安を感じている」(40.3%)の合計値となっている。定年後も働く意向が多い結果になったのは、老後の生活資金への不安感が影響を与えている可能性も考えられる。

「20代のときに想定していた40歳時点の貯蓄額」で最も多かったのは「1000万~1500万円未満(17.6%)」だが、実際の「現在の貯蓄額」は「1万~100万円未満(16.6%)」が最も多い結果になった。想定していた貯蓄額と大きく乖離している実態が浮き彫りになった。

貯蓄・資産運用の方法(複数回答可)は、「円貯金」(38.6%)が最も多く、「投資信託」(24.9%)、「株式投資」(22.6%)が続いた。
