近年、どんなCMにもよく登場するペットたち。国内で飼育されている犬と猫の合計数は、すでに15歳未満のこどもの数を上回っているとも言われており、ペット市場は毎年成長をとげています。
大事な家族であるペットは、当たり前ですが、病気やけがのリスクがないわけではありません。そして何よりも重要なことは、ペットの治療費は、全額(10割)が飼い主の自己負担で、自由診療だということ。この記事が、大事なペットに何かあったときに治療費をしっかり準備できるか考えるきっかけになるといいなと思います。
1.ペット保険とは?

まずペット保険とは何を補償してくれる商品でしょうか?犬や猫の「入院」「通院」「手術」を補償するのが、ペット保険です。人間でいう、医療保険が一番イメージに近いものです。ペットに関する治療費の負担を軽減することが目的です。
2.なぜ必要なの?
病院で健康保険証を出して治療を受けた場合、人間は現役世代であれば治療費の3割が自己負担です。ではペットは?というと、治療費は全額(10割)が飼い主の自己負担です。そして自由診療ですので、病院によっても治療費は異なります。
当たり前の話ですが、ペットは喋ることができません。だからこそ、異変を感じた時に専門家である獣医師に速やかに診てもらうことは非常に大事です。そこで、もし治療費が原因で、「治療できるはずだった、愛するペットの治療を諦めなければいけなくなったら・・・」ということにならないためにも、飼い主として、ペット保険を検討することは大切だといえるでしょう。

3.ペット保険の補償内容
代表的なものは、ペットが病気やケガになってしまい、病院で「入院」「通院」「手術」の治療を受けた際に、治療費の一部を補償します、というものです。ペット保険は商品によって補償される範囲や、支払いの上限金額等の違いがありますが、基本的には治療費に対して50%~70%補償されるというものをイメージしていくといいと思います。
例えば、犬が異物誤飲により入院と手術をし、8万円かかったとします。70%補償タイプのペット保険に加入していた場合は、8万円の70%である5万6千円がペット保険の給付金支払い対象となるため、飼い主の実質的な自己負担額は2万4千円となります。他方、ペット保険未加入の場合は、8万円がそのまま飼い主の自己負担となります。
4.ペット保険の種類

ペット保険は大きく2種類あります。
① 「入院」「手術」「通院」を補償するタイプ
② 「入院」「手術」を補償するタイプ
「通院」の補償があるかどうかがポイントです。一般的なペット保険の商品は「入院」「手術」「通院」の補償のある総合型ですが、高額になりがちな「入院」「手術」だけを補償することにして、保険料を抑えたい、として、②のタイプを選択する方もいます。
5.こんな人におすすめ
日ごろからしっかりとペットとコミュニケーションをとることで、ペットの異変に気付くということもあるでしょう。しかし、私にも多く経験がありますが、ペットは本当に突然体調が変化します。そして私は専門家ではないので、ペットが病気になったら、病院に連れて行ってあげることしかできません。
ペットは、消化器疾患や皮膚疾患が原因で、病院にかかるケースが多いです。またどれぐらい治療費がかかるかも様々であり、病状によって少額で済むケースもあれば、多額になるケースもあります。「お金が理由で治療を諦めるということが、今の家計の状況では起こりえるかも・・・」と思った方は、一度ペット保険をご検討いただいたほうがいいかもしれません。
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