【シニアの住まい】突然やってくる親の介護!有料老人ホームは「立地」と「価格」で選びたい|アズハイム品川

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 「まだ早い」と思っていても、親の介護は突然やってくる。

 総務省の発表によると、2024年、65歳以上の高齢者は総人口の29.3%を占め、過去最高となった。今後も高齢化は進み、団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年には、高齢化率は35%近くになると予想されている。人生の終盤に選択を迫られるのが、最後に過ごす住居の問題。当然、ミドルシニア世代には親の介護が発生する。

引用:統計からみた我が国の高齢者(総務省)

 そんななか、選択肢の1つとして注目されているのが各種の高齢者向け住まいだ。この記事では実際に現地に足を運び、その姿をご紹介する。今回は株式会社アズパートナーズが運営する有料老人ホーム「アズハイム品川」を訪れた。

50代・家族からの相談がほとんど。有料老人ホームの決め手は「立地」と「費用」

共用スペースはまるでホテルのようなインテリア

――御社で運営している「介護付き有料老人ホーム」について教えてください。

高齢者向けの住宅には「介護付有料老人ホーム」をはじめ「住宅型有料老人ホーム」「サービス付高齢者向け住宅(サ高住)」などがあります。介護付き有料老人ホームとは、入居者に身体介護や機能訓練、健康管理などを提供する高齢者向け施設です。

弊社では2025年5月現在、東京・神奈川・千葉・埼玉で計29か所の介護付き有料老人ホーム「アズハイム」を運営しています。今回ご覧いただいた「アズハイム品川」は2023年6月に完成しました。東京都品川区、JR山手線 大崎駅から徒歩約7分の場所にあります。

――アズハイム品川を開設した背景をお聞かせください。

開設の背景には、品川区が抱えていた介護環境の問題がありました。目安となるのは、要介護者数に対する特定施設(介護付き有料老人ホームなど)の「供給率」です2022年当時、10%前後の施設を確保している周辺地域に対し(港区15.1%、大田区10.5%、目黒区9.6%)品川区の供給率は4.9%と半分以下の低い数字でした。そこで地域の介護環境の受け皿となるべく、アズハイム品川の開発を進めました。

――どういった方からのご相談が多いですか。

ご家族も利用可能な1階ラウンジ

ご相談の8割以上は、ご家族からです。ご家族の年代は50代の方がほとんどですね。ご相談のきっかけとしては、「一人暮らしをしていた方が、入院を機にホームへの入居を検討したい」「自宅で長年介護を続けてきたが、介護が大変になってきた」といった理由が多いです。

前述したように、高齢者施設には「介護付き老人ホーム」の他に「住宅型有料老人ホーム」「サービス付高齢者向け住宅(サ高住)」もありますが、これらの施設は、基本的に自立して暮らす方が対象です。要支援・要介護の認定を受けている場合、介護スタッフや看護師が配置されていないこれらの施設での生活は難しいでしょう。そのような方にとっては、介護付き有料老人ホームが大きな選択肢になります。

――介護施設を決める際、ご家族の方が重視されることはなんでしょうか。

大崎駅から徒歩7分、屋上からはビル群が望める

まず多くのご家族の方が重視するのは「立地」です。立地は入居後の面会しやすさに影響するからです。実際、ご入居される方の7割ほどは、都内や周辺地域にお住まいのご家族がいらっしゃいます。中には遠方に住む親御さまをご入居させる方もいます。

そして、立地の次に重視するのは「費用」です。「立地」と「費用」この2つの条件が揃ってから見学にいらっしゃる方が多いですね。その上で、サービスや施設の雰囲気、スタッフの様子などを見て決めているのだと思います。

ただ、お話をお聞きすると「立地は絶対ここでなくては」という方はそれほど多くありません。費用と立地のバランスを考えて探している、という方が多い印象です。アズハイムは東京だけでも13施設を展開していますので、ご希望を伺い、場合によっては大田区や杉並区、練馬区など周辺の施設をご提案することもあります。

アズハイム品川の「初期費用」と「月額利用料」は?

――アズハイム品川の入居条件や料金プランを教えてください。

ご入居は基本的に65歳以上で、主に要支援または要介護認定を受けている方が対象です。契約を結ぶ際には身元引受人が必要となります。アズハイムでは入居一時金のお支払が不要な「月額プラン(プランA)」と月額利用料を抑えた2種類の入居一時金プラン(プランB・C)をご用意しています。

アズハイム品川 初期費用
アズハイム品川 月額利用料

プランAは月額利用料が465,000円(入居時に敷金60万円が必要)。プランBは入居一時金が1,230万円、月額利用料は260,000円、プランCは入居一時金が1,590万円、月額利用料は200,000円。ご年齢や身体状況、予算に合わせてお選びいただけます。

※2025年5月現在の金額 

※別途、介護保険自己負担分、有料サービス料がかかります

お部屋は広さ約11畳とゆったりした造り

――相談から入居までの流れを教えてください。

入居を検討されている方には、入居後の暮らしをイメージしていただくためにも、まずホームのご見学をおすすめしています。1~2時間ほどの見学後、改めて費用をご説明し、ご検討いただきます。

申し込み時にはお部屋を選んでいただくとともに、ご入居者さまのお身体の状態をお聞きします。かかりつけ医がいる場合には、医療情報の提供をお願いすることもあります。その後、ご本人と面談を行い、どういう生活がご希望かを伺ったうえで契約・ご入居となります。

初回のご相談からご入居まではおおむね3週間くらい。「すぐに入居したい」という場合には、ご相談のうえ数日で入居いただくことも可能です。アズハイム品川、は2025年5月現在、99部屋のうち79部屋と約8割が成約済みです。全て個室タイプですが、中にはご夫婦で入居される方もいらっしゃいますよ。

介護のDX、データを活用し、最適な見守り環境を実現

――アズハイム品川の設備・サービスについてお聞かせください。

ファミリールームは誰でも利用可能

アズハイム品川は、全室99部屋とミドルクラスの施設ながら、高級感ある外観が特徴です。1階正面玄関に面したエントランスホールの広さはおよそ100畳。濃い木目調の内装や絨毯などホテルのような内装が印象的です。各階にはテラスや緑を設け、4階には屋上庭園を設置。最上階からは大崎駅のビル群や東京都内の夜景が楽しめます。

また、季節を意識した取り組みにも力を入れており、館内の飾りつけ、特別メニューの提供、地域自治会とのお餅つきなど、四季折々のイベントや食事を提供しています。館内にはラウンジやファミリールームなどご家族と一緒に過ごすスペースも多数設置。さらに、面会は24時間可能となっています。

――スタッフの配置や日々のケア、医療体制はどうなっていますか。

理学療法士によるリハビリも可能

介護スタッフ数は、法定基準の3:1に対し2.5:1とやや手厚く設定しています。夜間は3名の介護スタッフが常駐し、看護師は30人に1人の割合で配置しています。リハビリ時には理学療法士、入浴時には介護スタッフが対応するなど、各専門スタッフが入居者お一人おひとりに合わせたケアを提供しています。

医療面では、東京品川病院や訪問診療クリニックなど周辺の医療機関や歯科医院とも密接に連携し、日々の健康管理から病気の予防、救急対応まで幅広く対応。ご希望があれば、看取り対応も可能です。

寝たきりの方の入浴にも対応

――ほかにはないアズハイムの特徴はなんでしょうか。

ベッドの下にはセンサーを設置
EGAO link®の管理画面(画像は公式ページより)

スタッフのスマホと情報を共有できる(画像は公式ページより)

アズハイムでは2017年から介護業界初の試みとしてDXシステム「EGAO link®(エガオリンク)」を導入しています。

EGAO link®では、ベッドに設置した各種センサーが、睡眠や呼吸数、脈拍数などを記録します。それらのデータは介護スタッフが持つスマートフォンにもリアルタイムで共有されますので、夜中の徘徊など気になる行動にも素早く対応することが可能です。

こうした計測データと、介護スタッフの知見を組み合わせ、アズハイムでは「科学的介護」を実践。医療機関の先生方やご家族とも情報を共有しながら、安心できる介護環境の構築を目指しています。

親の介護を考えるきっかけは“些細なこと”から

――ご家族やご入居者様は、どのようなことを心配されますか。

ご家族やご入居者様の多くは、「入居後に上手くやっていけるだろうか…?」といった心配をされます。中には入居後に「どうして私はここにいるの?」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

そんな時は、私たちスタッフが一歩ずつ寄り添いながら、少しずつ環境に慣れていただけるよう努めています。スタッフからの声掛けがうれしい、お友達ができた、などきっかけはさまざまですが、毎日過ごしている中で必ず変化は訪れます。「若いのに頑張ってくれているのね。ありがとう」とスタッフに心を開いてくださった時ほど嬉しいことはありません。

アズハイム品川では、日々の過ごし方は人それぞれ。テレビで宝塚を見る方、テラスでお茶とおしゃべりを楽しむ方、中には入居者さん同士で趣味にいそしむ方もいらっしゃいます。日常のちょっとした生活動作は身体のリハビリになります。周囲の皆さんとの交流は心のリハビリにつながります。

私どもアズハイムが目指すのは「最後まで自分らしく自分の力で」生きていただくこと。「できることは自分の力でしたい!」。入居者様のそんな気持ちも大切にしながら、お一人おひとりが自分のペースで、人生を送れるようお手伝いをしたいと考えています。

――親の介護を考えるきっかけはどんな時でしょうか。

「元気がなかった母が見違えるように元気になりました」、「以前のように食欲が出てきました」、「前よりも歩けるようになりました」。ご家族の方からは、このような声をいただくことがあります。。スタッフとして嬉しく感じるとともに、こうした日常生活のちょっとした変化が介護を考えるきっかけになるのだと改めて実感しています。

親の介護を意識するきっかけはほんの些細なことだと思います。「いつもと様子が違う」と感じたら、まずはかかりつけ医や地域包括ケアなど窓口に相談してみてください。そして、もしもご自宅での介護が難しくなった場合には、私どもにお声がけください。何かお力になれるかと思います。

もしご縁があり、アズハイムに来ていただけたなら、どんなに小さなことでも遠慮なくお話ください。そしていつの日か「アズハイムにお預けして良かった」と思っていただけることが、私たちにとって何よりの喜びです。

すべての方々が幸せな笑顔になること。それが私どもの目指すべき姿、アズハイムの想いです。

取材を終えて


「まだ早い」「よくわからない」と感じるかもしれないが、実際に足を運んでみると、見えてくるものも多い。これからの暮らしを考えるきっかけとして、気になる施設を見学してみることが、安心につながる第一歩になるのではないか。

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《村上弥生》

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