デジタルマーケティングのバリューファーストが運営する「ゼニエモン」で、高額医療費制度による生活への影響についてのアンケート調査結果が明らかになった。回答者400名のうち370名、全体の93%が「高額医療費制度」という言葉を知っていると回答し、制度の認知度は非常に高い結果となった。

高額医療費制度とは、医療費が高くなりすぎた時に一定の自己負担額を超えた分をあとから払い戻してもらえる制度だ。日本の公的な健康保険に加入していれば原則として誰でも使用できる。
「高額療養費制度の負担上限額引き上げについて、どのように思いますか?」という質問には、400人中168人が「非常に不安」、189人が「やや不安」、42人が「あまり不安ではない」、1人が「全く不安でない」と回答した。「非常に不安」と「やや不安」を合わせると357人となり、全体の約90%が不安を感じていることが判明した。

「高額療養費制度の情報や手続きについて、分かりやすいと感じますか?」という質問に対し、「感じない」と回答した人は400人中338人だった。これは全体の約85%に及ぶ。

「高額療養費制度の今後について、どのような改善や見直しを望みますか?」という質問に対して、最も多かったのは「制度の分かりやすさ・手続き簡素化」で94人が回答した。

2番目に多かったのは「経済的負担軽減・上限額引き上げ反対」だった。金銭的な負担が大きくなることを不安に思っている人は非常に多い。また「年収の低い人はもっと手厚くして、年収の高い人はもう少し手薄にすると良い」「年金のみ世帯への自己負担上限額引き下げを切望します」などの声もあがった。
【調査概要】
調査期間:2025年5月22日~2025年6月5日
調査機関:自社調査
調査対象:クラウドワークスに登録している10代以上の男女
有効回答数:400件
調査方法:クラウドワークスによるインターネット調査
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