葬儀保険とは、葬儀費用に備えることを目的とした死亡保険です。「終活」という言葉がなじみのあるものになった昨今、注目されています。葬儀保険とはどのようなものなのかを解説します。
1.どのような保険?

葬儀保険は、葬儀費用に備えることを目的とした1年更新の死亡保険(少額短期保険)です。加入時に、告知書に健康状態を記入して提出するのが一般的であり、医師の診査が必要ない場合が多いのが特徴です。※健康状態等によっては、加入できないこともあります。
一方で、1年更新の掛け捨て型の保険のため、保険を解約したときの解約返戻金はありません。
2.おすすめポイント
葬儀保険の特徴は、保険金を比較的短期間で受け取れる場合が多いことです。亡くなった後、ご遺族が亡くなった方の金融機関口座から出金するのは容易ではありません。一方、葬儀保険から迅速に保険金が支払われると、ご遺族は葬儀費用を速やかに準備できます。葬儀保険の加入にあたっては、お住まいの地域での葬儀費用の相場などを調べたうえで、ご自身の場合どれほどの費用が必要になるかを考えてみましょう。
そして、必要になる費用のうち、どれほどの金額を葬儀保険で準備するか、毎月の保険料の支払いが負担にならない範囲で考えていくことが大切です。
3.注意点
葬儀保険を検討するときに注意すべき点は、1年更新の死亡保険(少額短期保険)だということです。更新型ということは、年齢によって保険料が上がっていくということです。加入時の年齢の保険料だけではなく、年齢が上がった後の保険料も必ずチェックしたうえで検討することが重要です。
更新後の保険料を支払えなくなって、いざという時に葬儀費用を準備できなかった、ということにならないように、更新後の保険料も必ずチェックしてください。
4.最後に
葬儀に関する話題は、家族間でもしづらいと感じる方もいるでしょう。ですが、人は生まれた時点で、必ず終わりの日を迎えることが決まっています。どのようなタイミングで、どのような言葉を選んで家族と話をするか。大切なことだからこそ、生きている間に話をしておくことをおすすめします。葬儀保険を検討される方の多くは、自分の葬儀で家族に迷惑をかけたくない、といいます。葬儀保険を考えるということは、家族に対する思いを形にすることなのかもしれません。
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